こんにちは!ツクリンク株式会社の採用広報のたなしゅうです。
前回は代表内山へのインタビュー記事ということで、ツクリンクのはじまりから、これまで。そして、これから目指す方向性についてお伝えいたしました。
今回の第二弾では、代表内山が大事にしていることや、仕事観、採用にまつわるお話をお届けいたします!
感謝と自分から与えること
大事にしている価値観はなんでしょうか
「まずは自分から何かを与えていこう」という考えを大事にしています。
これまで生きてきた中で人に感謝することがめちゃくちゃ多かったんです。
当たり前ですが、世の中って自分一人では生きていけないし、いろんな人に助けられて生きていくものじゃないですか。そうなると、今度は自分が他者に対して何かできないか、会社のメンバーに何をしてあげられるかというのをすごく考えています。本当にお金もない、何もないって時がありましたから。その時は何かしてあげたくても何もしてあげられなかったですね。
20歳くらいの頃に「幸せだけは自分が持っていなくても与えられるものだ」って言葉を知って。お金がなくても自分の持っているもので誰かを幸せにすることができるんだな、そういう生き方をしていこうと考えるようになりました。
高校を卒業するタイミングで親元を離れ、自分で生きていかなければならなくなったから、大学1年の頃、電気ガス水道とかも払えなくて友達に助けてもらったりしたんですね。学費も生活費も自分で賄わないといけなかったので、次第に大学どころではなくなって、とにかく稼いで、まずは生きていかなければならなかった。
大学を辞めるという決断をした時は社会のレールからはずれるようで怖かったですね。でもそんなことを言っていられる状況ではなかった。
そんな時に頑張ればお金が稼げるようになる建設業を選んで、鳶職のアルバイトに飛び込んだんですけど、やり始めたら建設業の楽しさというものを感じました。
自分が関わった建造物が建っていくことが誇らしかったり、やりがいにも感じていましたし、高い足場から普段目にすることができない景色を見れるのも楽しかったですね。花火大会の時期なんかだと、夕暮れ時に向こう側で花火が上がっているのがよく見れて。特等席みたいでした。それと、お金で苦労していた分、同年代よりも多く稼げていた事もやりがいとして感じていましたね。
ただ、前回の記事でお伝えした様に、業界の非効率な慣習や職人の単価がどんどん下がっていく状況だったりで、家族がいる中、30代40代と今後の人生を考えるとなかなか続けていくのは難しいと思っていました。そこからITに興味を持って6名で会社を興したという流れです。
ご家族は心配されたのではないですか?
当時は子供が3歳、5歳くらいの時にハンズシェア(ツクリンクの前身)を起業してるので、家族には心配をかけただろうと思います。ただ、もしダメだったとしてもどこかで働けるだろうと思っていたとは思いますが。(笑)
他者への評価と客観的な自己評価
内山さんの仕事観について教えてください
働く上で「評価」というものはすごく重要な要素で、どんな組織でも満足する人もいれば、不満を感じる人もいるものだと思います。ただ、私の中にある仕事観として、「評価は自分でするものでは無く、他人からされるものだ」と思っています。
一定の目標を決めて進んだ結果、それを達成したりすると思うんですが、それはあくまでも進捗であって、評価ではない。第三者が見た時に、そもそもの目標設定の正しさも含めて見られ、評価されるべきもの。評価された後に、自分の成果として理解し、自信を持っていくものなんじゃないかと思うんです。
例えば、「こんなにやっても評価されない」と言う人がいるとします。
この場合、「なんで評価されないんだ」と憤るのではなく、「なぜ評価されなかったのだろう」と冷静に振り返って評価者の目線で客観的に考えるべきだと思うのです。
ちなみに、私は若いときにはこれが出来ていなかったなと猛省したことがあります。いわゆる他責思考です。なんでそういう風に考えていたのだろうと振り返ると、これにはいくつか理由があると気がつきました。
まず第一に、自信の無さです。勝手に自分の限界を決めてしまって、これ以上出来ないとか、これが自分の最大の成果だと慢心してしまったこと。
そして第二に、上司や会社への信頼感の無さ。声に出さないと見てくれていないだろうなとか、声を出している人が認められて昇進していってしまうのではないかとか、とにかく自分の働きを主張しなければ評価されないと考えていました。過信した自己評価やアピールは、周りに評価される自信の無い人がするものなのだなと、気が付いたのは精神的に大人になってからでした。
そういう意味ではツクリンク内での評価は、声が大きいだけの人を評価することは無いですし、そういう会社になって欲しいとも思っていないです。成績だけではない隠れた貢献や、日々の言動、周りの人を助けていたり、そういった行動もきちんと見て評価するようにしています。フルリモートではあるけれど、週イチくらいでみんなのSlack times(各人の個人チャンネル)をまわって、日々どんなことを発信してるのかな?とか、SOS出てないかなとか見るようにしています。そして、評価者は私だけでなく、日々メンバーと接するマネージャー陣も含めて適切に評価をするように心がけています。
もちろん成果を上げ続けていれば一定の評価は得られると思いますし、素晴らしいことなんですが、「評価」はあくまでも他人からの目線なので、自分でコントロール出来るものでは無いという事は代表であろうと常に意識している仕事観ですね。
ツクリンクの文化として大事にしていきたいことはなんでしょうか
自己評価については上述の通りなのですが、他者評価は大きな声に出してどんどん発信していきたいですね。成果を出している人や、工夫してる人、努力している人を周りが評価することは単純にみんなが元気になりますよね。
営業部で例をあげると、成約が決まったときに営業担当者だけじゃなく、案件に関わった他のメンバーも含めてメンションして褒めたりしていますし、成約を決めた本人もちゃんと他メンバーに対してお礼をしてる。自分だけの成果だと奢ることなく、周囲に感謝の気持ちを持って、実際に評価・お礼を伝える。これは本当に素敵な文化だなと感心しました。
一人で成し遂げられないことを成し遂げるために会社もチームもメンバーもいます。他者の良いところを見つける・評価する文化は組織全体が幸せになれると思っています。
自分次第でどうにでもなる環境
採用についての考えを聞かせてください
今後ツクリンクがより建設業へ貢献し、パーパスである「産業構造を変え、豊かな未来をつくる」を達成するためには、一時的でなく、本質的に組織成長していく必要があります。
そのためにも採用(仲間集め)に注力していきますが、会社への求心力として、代表の私や誰か一個人の人柄だったり、考えについてきてくれるというよりも、ツクリンクが目指しているものや価値観についてきてくれる人に仲間になってもらいたいです。人間なので一個人だと時には矛盾も生じるし、考えも変わっていくもの。一方で会社の方針やパーパスは誰か一人が決めるのではなく皆で決めていくものです。強いて人にフォーカスするのであれば、社長の私ではなくて日々接するマネージャー陣に対して乗っかってもらえる方がお互いにとって幸せだと思っています。
また、個人的には素直な人、努力できる人、私より優秀な人(自分の専門領域を持っているという意味で)に入ってきて欲しいと思っています。そういう人たちが昨日の自分に負けないように、周りの人に負けないように日々成長を目指して行動するような強い組織になっていきますし、そういう人が活躍し評価される会社だと思っています。
逆に評価できない人、入ってきて欲しくない人は「嘘をついたり、誤魔化す人」「サボる人」「努力しない人」ですね。そういう人はどうしても信頼できないですし、仕事ではお互いの信頼関係が一番大事だと思っています。
先ほどの「自分から与える」にリンクするんですが、信頼を勝ち取るにはまずは自分から与えることから始まります。それが会社に対してだったり、お客様だったり、社内のメンバーだったりと与える方向はいくつかあると思いますが、与えた結果が自分への評価や報酬、環境などに還元されていくイメージです。
会社に対して期待してもらっていいものはなんでしょうか
正直なところ会社から何か指標として与えられるものはないと考えています。(笑)
ただ、働く目線でツクリンクという組織の特徴的な点をお伝えすると
・打席に立てるチャンスはとても多い
・すごく適正に評価をする
まだまだ足りませんし、もっと成長しなくてはいけませんが、この2点は大きくあるかなと思います。創業して10年。まだ社員数も60人、70人程でこれからどんどん成長や変化が起こるフェーズです。そういう意味では大きな会社組織に比べて色々なチャンスが転がってる会社だと思います。当然どうやってそのチャンスというボールを拾うか、打席に立ったチャンスをどう活かすかは人によるとは思いますが、日々変化やチャンスすらなくて悶々としている人にとってはやりがいだらけな環境です。
給与に関してもしっかり評価して還元します。ただし、「お金だけ」を目的にしてる人はツクリンクでなくても良いのかなとは思います。上を上を目指せばもっと高給な会社組織はあるわけで。お金が第一の人じゃない方がお互いにとって幸せかなと。
給与含めて自分の現状に満足できていない人は、それを変えられるのもまた自分であると、認識すると良いかなと思います。安易に会社や外部要因のせいにするのではなく、自分の行動や結果次第でどうにでもなると捉えた方が前向きに仕事ができますよね。
例えば会社の給与体系に不満な人がいるのだとしたら、その給与レンジに良い意味で見合わない程の圧倒的な成果を上げれば良い。自分が組織の給与を超える、給与以上の働きをすれば、自ずと会社全体の給与レンジは変わるし、制度や環境はついてきます。それぞれが自分の限界を決めずにやっていれば何とでもなります。
ただ、当然、それを実行することが難しい組織が多いことも理解しています。
少なくとも、ツクリンクはまだまだ仕組みや制度が成熟して固まりきっていないからこそ、それができる会社ですしそういう組織だと思っています。これは社員の皆にも伝えたいことだし、これから入ってくれる人にも認識して欲しいことですね。
チャンスや給与、制度は会社や社長が決めるものじゃなくて皆の頑張りや成果で決まっていくものだと。
とはいえ、給与だったり、働き方であったり、オフィスがきれいだとか働く中で幸せを感じる場面は人それぞれなので、会社としては出来るだけ整えてあげたいとは思ってます。もちろん優先順位はありますが。(笑)
なので、ツクリンクに来たら何がありますよ、与えられますよというものに関しては、「自分次第でどうにでもなり得る環境・チャンス・経験がある」ということかなと思います。(経験というのは“自分で何かを成し遂げられる経験”という意味で)
ツクリンクの組織文化で大事にしていきたいものはなんでしょうか
何かこれじゃないとダメというものはなくて、皆にはそれぞれの領域で専門家、プロとして仕事をしてもらっているつもりです。その中で、満足せず、常に向上心をもって行動してもらいたい。そうすれば自然と改善意識や行動にも現れて、結果もついてくる。
結局のところ仕事って自分との戦いだよなと常々思うんですよ。
そういう意味でも、もちろん限度や、限界はありますが、会社の中での取り組みにおいて、何をやっても良いと思ってます。会社が良くなったり、みんなが働きやすくなるならどんどん色んな取り組みを企画したり挑戦してもらって良いです。失敗したって会社の中であればいくらでもリカバリーが効きます。
適正に評価するという点については、ツクリンクは年功序列とかは一切なくて、良い意味で完全に実力主義なのでいわゆる抜擢人事のようなことは普通にあります。同時にポジションが入れ替わるのも早いと思いますね。
私を含めて役員陣も自分よりも優秀な人や、会社にとってより適切な人が出てきたり、下から上がってくるのであれば、いつでもポジションを明け渡す覚悟を持ってやっているつもりです。役職に安住したり胡坐をかいて居座るつもりは一切ないです。だからこそ負けないように危機感を持って仕事をしてるし、皆にもそのつもりで自分の限界を決めずに真摯に取り組んで欲しい。そういう健全な危機感や適切な競争環境が自分自身も会社もより成長させていくと思っています。
最後に選考中の方やツクリンクに興味を持ってくれる方へ
当然、辞める人もゼロではないし、完璧な組織ではないけど、自分次第でどうにでもなる環境です。良い意味で完全に実力主義で適正に評価しますので、やる気のある人にはやりがいだらけの会社なのだと思います。
一方で、人によってはこういう変化の多い環境が辛かったり、働きづらいと感じる人もいると思います。
だからこそ、この記事を読んで、会社の方向性に共感してくれたり、ワクワクしたり、やりがいを感じられる人に入ってきてもらいたいですね!
P.S.内山さんの趣味を教えてください(笑)
趣味の話?(笑)
趣味はねー、読書ですかね。結構漫画も読みますね。
ビジネス書もたくさん読むけど、ずっと読んでると疲れる時もあるじゃないですか。
漫画だと主人公と社長像を照らし合わせて組織や会社に置き換えて読むのが楽しいかなあ。
キングダムとかワンピースとか。あ、特に海皇紀が好きですね。(渋い!)主人公の在り方が好き。ブラッククローバーとか呪術廻戦とか最近の漫画も読みますね。(若い!)
読むときは漫画は電子書籍でビジネス書は紙ベースで。
ビジネス書って分厚いから本の方が読み終えたときの達成感があるじゃない。(笑)
ジャンル?建設業以外のものもなんでも読みますね。
本ってめちゃくちゃコスパ良いじゃないですか。その人の何年分とかの生きてきた様とか学びを数千円で教えてもらえるから。
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はい!第二弾はいかがでしたでしょうか。
内山やこれからのツクリンクが大事にしていきたいことなど、盛りだくさんでしたね!仕事観や評価についてや、自分次第など個人的にも参考になるものが多かったインタビューでした。
あと海皇紀は絵だけ見たことあるなって漫画だったんですけど、ちょっと読みたくなりました。内山さんがワンピース読んでるのとか、意外ですごい親近感覚えました。
いやー、それにしてもちょっと量がですね。すんごい多かったですよね。(笑)
自分でも相当なボリュームになったなとは思ってたんですよ?それは自覚あったんですけど、話がどれも面白くて、大事なものばかりだったのでこんな感じになっちゃいました。
改めて内山さん、インタビューありがとうございました!